こんにちは。院長の熊谷です。
3月となり、今年も卒業シーズンがやってきました。
コロナ禍で今までとは違った学校生活に
戸惑いながら過ごした学生さんも多かったのではないでしょうか。
困難な時期を乗りこえ、新たな門出を迎えられることを祝福し、
未来が明るいものになるよう、心から応援しております!
さて、コロナの問題が発生し、外出時にはマスクの欠かせない生活が始まって早くも1年が経過しました。
毎日のマスク生活の中で口元に意識がいくと
「自分の口臭が気になる」
「なんだか口の中がネバネバする」
と感じたことはありませんか?
それは、もしかしたらマスク生活による
「だ液の減少」が原因かもしれません。
今回は、「マスク生活とお口の環境」についてお話しします。
◆だ液の役割
だ液は通常、健康な成人で一日に1.0~1.5リットル分泌され、お口の中で
・粘膜の保護
・自浄、殺菌作用
・歯を再生させる(再石灰化)
など、多くのお仕事をしてくれています。
たくさんの「だ液」でお口の中が潤っていることは、
食べ物の消化を助けるだけでなく、むし歯や歯周病のリスクから身を守ることになります。
一見、マスクをしていると加湿され、
お口が潤うように思われるかもしれませんが、
だ液の分泌量はいろいろな要因によって減少します。
だ液減少の原因
・口呼吸
・ストレス
・脱水
・話さない(口まわりを動かさない)
など
マスクをしていると息苦しくなり、
たくさん空気を取り込めるよう口呼吸になりがち。
この口呼吸は、お口の中を乾燥させ
だ液の分泌を減らしてしまう原因となります。
さらに
・マスク着用や自粛生活を含む様々なストレス
・マスクの付け外しが面倒で水分摂取が減ること
・在宅時間の増加などで人と話す機会が減ること
これらすべてが、
だ液を減らす原因となっている可能性があります。
だ液の減少とともに自浄・殺菌作用が低下してしまい、
口臭が気になったり、お口の中がネバネバしたり…
といった不快感が出てくるだけでなく
むし歯や歯周病にかかりやすくなってしまうのです。
◆大切なことは、歯科での定期的な検診とセルフケア
お口の中を健やかに保つために大切なのが、定期的な歯科検診。
そして、歯ブラシなどによる丁寧な口腔ケアや、
こまめな水分補給など、毎日のセルフケアです。
むし歯、歯周病の治療やクリーニングはもちろんのこと、
日々の正しいお手入れの仕方や、マスク生活でのお口の悩みについても、
当院までお気兼ねなくご相談ください!
くまがいデンタルクリニック
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