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2021.03.09

マスク生活とお口の環境

 

こんにちは。院長の熊谷です。
3月となり、今年も卒業シーズンがやってきました。

コロナ禍で今までとは違った学校生活に
戸惑いながら過ごした学生さんも多かったのではないでしょうか。

 

困難な時期を乗りこえ、新たな門出を迎えられることを祝福し、
未来が明るいものになるよう、心から応援しております!

 

さて、コロナの問題が発生し、外出時にはマスクの欠かせない生活が始まって早くも1年が経過しました。

毎日のマスク生活の中で口元に意識がいくと

「自分の口臭が気になる」
「なんだか口の中がネバネバする」

と感じたことはありませんか?

 

それは、もしかしたらマスク生活による
「だ液の減少」が原因かもしれません。

 

今回は、「マスク生活とお口の環境」についてお話しします。

◆だ液の役割

だ液は通常、健康な成人で一日に1.0~1.5リットル分泌され、お口の中で

・粘膜の保護
・自浄、殺菌作用
・歯を再生させる(再石灰化)

など、多くのお仕事をしてくれています。

たくさんの「だ液」でお口の中が潤っていることは、
食べ物の消化を助けるだけでなく、むし歯や歯周病のリスクから身を守ることになります。

 

一見、マスクをしていると加湿され、
お口が潤うように思われるかもしれませんが、
だ液の分泌量はいろいろな要因によって減少します。

 

だ液減少の原因
・口呼吸
・ストレス
・脱水
・話さない(口まわりを動かさない)
など

 

 

マスクをしていると息苦しくなり、
たくさん空気を取り込めるよう口呼吸になりがち。

この口呼吸は、お口の中を乾燥させ
だ液の分泌を減らしてしまう原因となります。

さらに

・マスク着用や自粛生活を含む様々なストレス
・マスクの付け外しが面倒で水分摂取が減ること
・在宅時間の増加などで人と話す機会が減ること

これらすべてが、
だ液を減らす原因となっている可能性があります。

だ液の減少とともに自浄・殺菌作用が低下してしまい、
口臭が気になったり、お口の中がネバネバしたり…
といった不快感が出てくるだけでなく
むし歯や歯周病にかかりやすくなってしまうのです。

 

 

◆大切なことは、歯科での定期的な検診とセルフケア

お口の中を健やかに保つために大切なのが、定期的な歯科検診。

そして、歯ブラシなどによる丁寧な口腔ケアや、
こまめな水分補給など、毎日のセルフケアです

 

 

むし歯、歯周病の治療やクリーニングはもちろんのこと、
日々の正しいお手入れの仕方や、マスク生活でのお口の悩みについても、
当院までお気兼ねなくご相談ください!

 

くまがいデンタルクリニック
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